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Q.空隙歯列、開咬と裏側(舌側)矯正

【質問】
2008/03/23 Y.T.さん 15歳 女性 (横浜市都筑区)

15歳の長女の矯正でご相談いたします。長女は上前歯4本の間がすいており、かつ歯を噛み合わせた時に下の前歯との間隔が約3ミリ程度あいています。

昨日診療に伺った先生のお話しでは「多分、今まで前歯で何かを咬み切るということは出来なかったでしょう」と言われました。治療法として現実的な方法は、上の歯にはスペースがあるので上の歯を引き締める形で間隔を無くし、それによって多少前歯が後退することで下前歯との間隔を若干狭めることが出来るでしょう、とのことでした。

こちらから「裏側に装置を取り付けることはできませんか?」との質問には、「裏側装置は歯を外に押し出す矯正の場合のもので、内側に動かす場合には使えない」とのご説明でした。

一方、歯医者さんのHPなど色々見るにつけ、裏側からの矯正がさほど特殊なケースだけのものには思えず、この点をお教え頂けたらと考えております。

またアクアシステムという透明な装置による治療もあるとのことで、この方法につきましても可能であるのかどうかのご意見を頂けましたら幸いです。



【答】
上の前歯の隙間の程度や,上下のあごの関係、前歯の傾きなどが良く分かりませんので、断定は出来ませんが、裏側の装置でもある程度の改善を得ることは可能だと思います。

ただ、外側の装置に比べると、装置が目立たないかわりに、術者にとっても見えにくく、治療がやりにくくなりますので、治療結果も落ちると考えたほうが良いでしょう。特に上下の前歯が大きく開いていて、かみ合っていない場合には、裏側の装置での治療が難しくなることがあります。

それでも裏側での治療がご希望でしたら、この方法を積極的に行っている矯正医を探して相談されることをおすすめします。

アクアシステムによる治療では、治療可能な範囲がさらに狭くなりますし、前歯がかみ合っていない場合にはあまり向かない方法ですので、アクアシステムだけで治療完了は難しいと思います。
 


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