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Q.矯正治療と補綴治療とどちらが先?

【質問】
2005年9月6日 Y.G.さん 男性 (宮城県仙台市)

矯正について相談いたします。 先日、前歯に欠けが生じたために歯科医へ治療の相談へ行ったところ、歯型も同時に取り矯正についても考えてみてはどうかとのことを言われました。

以前から歯並びは良いほうではなく、現在30歳ですが成人矯正もあるとのことで、どうするか考えているところです。治療の手順として矯正も考えるのならば、前歯の処置は応急処置として矯正を優先し、矯正が終了したら完全に前歯を治してはいかがかと提案されました。

この理由としては前歯の処置はラミネートベニアを最終的に用いるとのことで、始めに処置してしまうと歯の表面がセラミックとなり通常の歯よりもブラケットの接着が難しいとのこと。
しかし、矯正の料金を聞いたところ総額が最大180万ぐらい必要となるらしく、ホームページで調べた相場(100万前後)よりもかなりの高額です。近くには矯正歯科を専門(認定医)としてるところもあり、私としては始めに前歯の処置や他の虫歯を処置後に、他の矯正歯科医と金額を相談した上で矯正も考えたいところです。

で質問なのですが、今回のケースのように歯の表面がセラミックスになったとしても、矯正専門の医院で不都合なく矯正を行うことは可能でしょうか?



【答】
矯正専門の医院で矯正を行うことは可能ですが、セラミックの歯にブラケットを接着するには表面処理が必要ですし、接着力も弱いため脱離しやすく、治療時間も長くなる可能性があります。

また歯科医によっては、セラミックの歯の表面を少し削って接着するため、ブラケットをはずした時に、セラミックの歯に艶がなくなり、不満が出ることがあります。
したがって前歯の処置は応急処置として矯正を優先し、矯正が終了したら完全に前歯を治したほうが良いと思います。 
 


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