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Q.痛みの原因

【答】
「矯正治療は痛い」、とよく言われますが、全く痛みを伴わずに矯正治療をするのは、今のところ困難です。痛みを軽減する方法の研究は色々な方向から行なわれていて、薬の内服が今のところ主流ですが、胃腸障害を引き起こすことも少数ながらあるため、遠赤外線照射やソフトレーザーの利用なども研究されつつあります。

実際の痛みは、調節後の2、3日がピークで、期間はせいぜい一週間です。歯を噛み合わせた時の痛みが主で、絶えず痛いわけではありませし、我慢できる範囲と思います。

では、なぜ痛みを伴うのでしょうか。

これは、歯の移動のメカニズムに関係しています。
歯は、歯根膜という繊維組織を介して骨と接しているのですが、外から力を加えますと、行く手の歯根膜は圧迫されます。その刺激によって破骨細胞が誘導され、行く手の骨を溶かすので、歯が移動できます。しかし、同時にヒスタミン、ブラジキニン、プロスタグランジンなどの炎症を起こす物質が周囲に放出され、痛みを起こします。

歯の移動は一種の炎症反応ですから、多かれ少なかれ、痛みを伴うのは、今のところ避けられないようです。
 


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